酒蔵を訪ねる

蔵人たちの個性を色濃く残す東美濃の地酒たち。
そこに訪問することで、その魅力をより深く味わうことができます。

岩村醸造

創業以来230年、「玲瓏馥郁(れいろうふくいく)」を信条にした酒造りを続ける。玲瓏とは、透き通るように美しく輝くこと、馥郁とは良い香りが漂うという意味。熟練した杜氏による手作業の酒造りと、地元の岐阜県産米にこだわる。
敷地内の井戸から汲み上げた、岐阜県名水50選の地下水を使用し、穀物と水の相性を大切に考え造る。
メインブランド「女城主」のほか、それ以前からの銘柄「ゑなのほまれ」などがある。

基本情報

◆ 会社名  岩村醸造 株式会社
◆ 所在地  恵那市岩村町342
◆ 電話番号 0573-43-2029
◆ 代表銘柄 女城主、ゑなのほまれ
◆ 試飲等  試飲あり(有料)、酒蔵見学可(要事前確認)

恵那醸造

創業1818年(文政元年)。家族を中心にした手づくりがモットーの酒蔵。
主に岐阜県内産の酒造好適米ひだほまれを使用し、バランスよく濃潤な「旨口」を引き出す。岐阜酵母での純米酒造りを得意とし、純米吟醸、純米、本醸造、普通酒が基本のラインナップ。
春には無濾過生原酒、秋にはひやおろしなど、限定商品のリリースも。仕上がったばかりの純米酒に地元の梅を漬け込んだ「くじら梅酒」もある。

基本情報

◆ 会社名  恵那醸造 株式会社
◆ 所在地  
中津川市福岡2992
◆ 電話番号 
0573-72-2055
◆ 代表銘柄 鯨波、とのまち、二ツ森
◆ 試飲等  試飲あり、酒蔵見学可(要事前確認)

大橋酒造

メインブランドは、「笠置鶴」。「端麗美人型」と称する味わいと、あたたかみがあり、飲むとほっとする本物の地酒づくりをめざす。
岐阜県奨励品種に登録されたばかりの酒造好適米「ひだほまれ」の契約栽培を当時いち早く採用。専門用語で「だれる」と表現される、ひだほまれ特有の旨味の乗りを引き出している。通年酒、季節酒、新米新酒の他に、「枇杷の食前酢」などの新商品開発にも取り組む。

基本情報

◆ 会社名  有限会社 大橋酒造
◆ 所在地  
中津川市蛭川中切1119−1−1−2
◆ 電話番号 
0573-45-2018
◆ 代表銘柄 笠置鶴
◆ 試飲等

千古乃岩酒造

仕込み水は、超軟水の三国山系伏流水。食事に合うすっきりした味をめざし、香りが華やかすぎない伝統型酵母を使用。越後杜氏伝承の技を受け継ぎ、キレがあり、さわやかな酒を醸造する。
バリエーション豊かな「千古乃岩」ブランドと、美濃焼とのセット「hanasaka」、サイダーや甘酒などがある。酒瓶のラベルは、地元の芸術家である安藤實氏の書や下総しげお氏のイラストなどが飾り、オリジナルラベルの受注もしている。

基本情報

◆ 会社名  千古乃岩酒造 株式会社
◆ 所在地  
土岐市駄知町2177−1
◆ 電話番号 
0572-59-8014
◆ 代表銘柄 千古乃岩
◆ 試飲等

中島醸造

初代中島小左衛門が酒造りをはじめた元禄時代から続く「始禄」と、平成14年に生まれた「小左衛門」が看板銘柄。酒米それぞれの特性や酵母の違いによる幅広い商品バリエーションを展開する。
食事とともに楽しめる酒をコンセプトとし、食欲を増進させたり、旨みを倍増させたりする「酸をもたせる」過程を大切にしている。
毎年4・5月に数日開催される新酒お披露目会の詳細は、ホームページやDMなどで発表される。

基本情報

◆ 会社名  中島醸造 株式会社
◆ 所在地  
瑞浪市土岐町7181−1
◆ 電話番号 
0572-68-3151
◆ 代表銘柄 小左衛門、始禄
◆ 試飲等  試飲あり、酒蔵見学可(要事前確認)

はざま酒造

中山道、中津川宿の造り酒屋として約200年の歴史を誇る。2015年から、ブランドを「恵那山」一本に絞り、純米酒を中心とした蔵をめざしている。
特徴は、穏やかに香るフルーツのような吟醸香と、口当たりよく沸きたつような味わい。酒米の6割に大粒で甘さをしっかり表現する兵庫県産の山田錦を使用し、米の旨みを出している。
蔵には、きき酒コーナーや酒造道具の展示などを楽しめる「酒游館」を併設する。

基本情報

◆ 会社名 はざま酒造 株式会社
◆ 所在地
中津川市本町4丁目1−51
◆ 電話番号 
0573-65-4106
◆ 代表銘柄 恵那山
◆ 試飲等  試飲あり、酒蔵見学(応相談)

林酒造

基本情報

◆ 会社名  林酒造 株式会社
◆ 所在地  
可児市羽崎1418
◆ 電話番号 
0574-62-0023
◆ 代表銘柄 美濃天狗、富興
◆ 試飲等

平井酒造場

基本情報

◆ 会社名  株式会社 平井酒造場
◆ 所在地  
可児郡御嵩町中切1341
◆ 電話番号 
0574-67-1195
◆ 代表銘柄 
宮太鼓、神代の味、東美
◆ 試飲等

三千盛

創業は江戸時代中期の安永年間。
甘口の全盛期にあっても辛口を貫き、「からくちの銘酒」として愛される。
口当たりやわらかく、すっきりした飲みやすい味わいをめざす。メインブランドは、昭和初年に上級酒として生まれた「三千盛」。創業当時、商標として親しまれた「まる尾」も、銘柄として残る。
「日本酒は化学」という当主のモットーにならって整備された蔵で、伝統的かつ体感的な酒造りを守り続ける。

基本情報

◆ 会社名  株式会社 三千盛
◆ 所在地  
多治見市笠原町2919
◆ 電話番号 
0572-43-3181
◆ 代表銘柄 三千盛、まる尾
◆ 試飲等

山内酒造場

阿寺断層から湧き出る清水と岐阜県産ひだほまれからつくる純米酒の蔵。
酒は食事をおいしくいただくための脇役として、できるだけ料理の味を邪魔しないようにとの思いを込める。江戸時代からのブランド「小野櫻」をはじめ、「さくらさくら」「春一番地」などの春を意識した銘柄に、古酒などを加えた商品ラインナップ。
仲間のフォークソングを聴かせて醸した酒を、友人の絵や版画を当主自らデザインしたラベルが飾る。

基本情報

◆ 会社名  山内酒造株式会社
◆ 所在地  
中津川市上野134−1
◆ 電話番号 
0573-65-2619
◆ 代表銘柄 小野櫻、ふかもり、春一番地
◆ 試飲等

若葉

メインブランドは、純米酒を中心とした「若葉」シリーズ。
地元の氏族の名をもらった特別本醸造の「美濃源氏」、蔵から出てきた推定昭和初期頃のレトロなラベルが可愛らしい限定商品の「若葉 大いばり」など、商品バリエーション豊かに展開している。純米酒で漬け込んだ梅酒や冬季限定商品のしぼりたて生酒、純米にごり酒なども人気。
味わいを強く、香りはあえて控え目に。口のなかでふわっと香りが広がる、切れのいい飲み口をめざす。

基本情報

◆ 会社名  若葉 株式会社
◆ 所在地  
瑞浪市土岐町7270−1
◆ 電話番号 
0572-68-3168
◆ 代表銘柄 若葉、美濃源氏
◆ 試飲等